2017.07.20更新

血管年齢とは、血管がどれほど老化しているのかわかる指標です。血管の年齢が高いと動脈硬化が進んでいる事が分かりますし、血管年齢が低ければそれほど動脈硬化の心配が無い事が分かります。

動脈硬化は、血管が老化して固くなったり狭くなったりして、血液の流れが悪くなる状態です。生活習慣病として動脈硬化は心配されているため、早めに状態を知り、生活習慣を改善するよう心がける事が大切です。

血管年齢が高くなる原因は、例えば高血圧などが関係しています。高血圧となると、血流の勢いが増すため、血管にかける負担が大きくなります。この状態が動脈硬化を進めてしまい、血管年齢を高める原因となります。

血管年齢の検査にはIMTが用いられ、動脈硬化の進行具合を調べられます。

動脈は「内膜」「中膜」「外膜」の三つで血管が形成されていて、IMTでは内膜や中膜の厚みを調べられます。血管が厚くなっていくと、脳血管障害など深刻な病気のリスクが高まり、状態によっては命の危険に及びます。特に普段から喫煙やアルコールを楽しまれている方、あるいはやや太り気味である方などは一度、検査を受けてみると生活習慣を改善するきっかけになります。

動脈硬化は目に見えないところで徐々に進行していますので、お時間がある方は京都府相楽郡にある当院で検査を受けてみてはいかがでしょう。

投稿者: 医療法人翠樹会 岸田内科医院