糖尿病

早期発見・早期治療で怖くない糖尿病

糖尿病の怖さ

糖尿病は、進行するまでほとんど自覚症状がありません。言い替えれば、自覚症状が現れたときには、すでにかなり進行している可能性があります。

糖尿病の三大合併症として、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」があります。網膜症の場合は失明してしまうほか、腎症の場合は透析が必要になることもあります。

大きな合併症を招くリスクの高さが、糖尿病の一番の怖さともいえます。

症状

症状はほとんどありません。無症状のまま糖尿病になることもあります。

原因

糖尿病は主に以下の4つに分類され、各糖尿病によって原因も異なります。

1. 1型糖尿病

β細胞(インスリンを合成する細胞)が破壊され、インスリンの不足により高血糖となります。特に8~12歳頃のお子さまに多い傾向があります。

2. 2型糖尿病

糖尿病患者さまのうちの98%以上がこの「2型糖尿病」です。インスリンの分泌量低下、インスリンの抵抗性などによって高血糖が起こります。40代以上の方に多く見られます。

3. その他疾患に伴う糖尿病

内分泌疾患、膵疾患、肝疾患、ステロイド服用などを原因として糖尿病になることもあります。

4. 妊娠糖尿病(GDM)

妊娠中はホルモンバランスが乱れがちで、血糖値が上昇し、糖尿病になることがあります。多くは出産後に元に戻りますが、妊娠中からより生活習慣に注意しておくことが必要です。

治療

当院では、血糖値をコントロールするお薬・生活習慣改善アドバイス・インスリン注射を中心に治療をしております。また、尿からの糖の排出を促して血糖値を下げる「SGLT2」という画期的なお薬も活用していきます。