2017.03.16更新

雑誌やテレビを見ていると一度は、肝炎という言葉を耳にした事があるのではないでしょうか。

これは、肝臓に炎症が起こる病気の事で、発熱、黄疸、倦怠感など、様々症状がみられる場合があります。国内で肝炎を起こす場合、8割を超える割合でウィルス性と言われ、主に「A型」「B型」「C型」のものが多いと言われているのです。それぞれの肝炎により、感染経路や症状の現れ方、治療方法について違いがあります。

例えばA型の肝炎は、経口からの感染が一般的に多く、魚介類を生食した時、中でも牡蠣を食べた時にみられやすいものです。また、経口感染だけではなく、性行為からの感染もみられます。A型肝炎は、症状が他のものに比べ強く現れやすい経口にあり、発熱、黄疸、倦怠感の症状が一般的です。場合によって、肝硬変や肺がんを引き起こしてしまう場合があり、最悪の場合、命に関わる病気といえます。A型肝炎に対する特効薬は特になく、安静にしている必要がある病気です。必要に応じて入院し、経過を観察して療養に努めていれば、2ヶ月くらいで治る病気でもあります。

つまり、専門医の指示に従って安静にしていれば、最終的に治る可能性が高いという事です。原因不明の発熱、黄疸などがみられる場合は、単なる風邪などと自己判断せず、専門医に相談されることが大切です。
京都府相良郡にある当内科医院では、肝炎に関するご相談を承りますので、原因のわからない体調不良があった際には、ご相談下さい。

投稿者: 医療法人翠樹会 岸田内科医院