症状の乏しいすい臓がんこそ、定期検診で早期発見
すい臓がんとは
すい臓は胃の裏側、十二指腸や脾臓などに囲まれているため、がんになっても発見しにくいのが実情です。転移のリスクも高まります。
5年生存率は9%といわれています。すい臓がんは年々増加傾向にあり、がんで亡くなった方の数を部位で分類した場合には第5位となっています。
症状
黄疸、腹痛、食欲不振、体重減少など。自覚症状に乏しい病気といえます。定期的に検診を受けましょう。
原因
はっきりとした原因は分かっていませんが、食の欧米化(高たんぱく、高脂質)との関連性が疑われています。糖尿病や肥満、慢性膵炎、ピロリ菌感染などを既往歴として持つ場合が多いともいわれています。
治療
外科手術、化学療法、放射能療法が考えられます。特に化学療法の近年の進歩は目覚ましく、塩酸ゲムシタビンなど、一定の効果が期待できるお薬がいくつも開発されています。