2011.12.28更新

今日もさむいですが、昨日よりマシですかね。

今年も今日で仕事納めとなりました。この1年で私の生活や当院の患者さんも結構変わってきました。

今年の4月から介護保険の審査員を務めることになり、他の先生と月に2回審議をしております。主治医意見書をみながら、調査員の方の調査票とあわせて、最終的な介護度を決定します。一通りコンピュータが自動で介護度を計算するのですが、やはり機械的な判断では認知症の程度が反映されず、最後は手仕事です。この仕事を通じて、他の先生方と交流を深めれたことは勿論、審査員がどのような情報を必要としているのか、また介護度を決めるポイントなどが勉強でき、今後自分で主治医意見書をかく時にいかせる事が出来ました。

当院は消化器内科、老年内科として地域密着型の医療を目指しておりますが、どちらかといえば高齢の方向けでした。しかし、地域の方が若いこともあり、子供さんへの需要も感じておりました。そして、小児へのワクチン業務(BCG・ポリオの集団接種、3種混合などの定期予防接種)にも携わるようになり、更にその思いは強くなりました。ちょうどその時、先輩の先生から生駒メディカルでの休日診療所の仕事を紹介していただきました。そこでは内科と小児科の2診体制であり、小児科の勉強には申し分ない環境でした。そこで特に感染症について実際の患者さんをみながら診察法や処方などご教授いただきました。半年間である程度の自信もついたので、今回のインフルエンザのワクチンの機会に小児への診察も積極的に開始するようになりました。もちろん内科医がする小児診療ですので、おのずと限界があり、そのあたりは心得ております。

来年は、今まで以上に地域の皆様の健康を維持するために精進する次第であります。ワクチンは勿論、小児の診察にもさらに力を入れたいと思っております。なお、往診もしておりますので、お気軽に来院していただき、お話を伺いたいと思います。

投稿者: 医療法人翠樹会 岸田内科医院