2017.03.09更新

糖尿病はメタボリックシンドロームの方や中高年に多いと誤解されがちですが、若い方でも起こり得る病気です。この病気は、インスリンと言われるホルモンが低下することで、高血糖状態が慢性的に続くものです。特に恐ろしい点は、糖尿病になっても自覚症状はほとんどなく、症状が現れた場合は、ある程度進行している可能性が高いことです。

そして注意すべきなのが、糖尿病による合併症です。

糖尿病による三代合併症と言われるのが、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症というものです。糖尿病腎症の場合、透析が必要になる場合があり、糖尿病網膜症の場合、失明する可能性もあります。これらのように、糖尿病そのものが恐ろしいというより、合併症により辛い症状を伴うというのが糖尿病の特徴です。

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、これらはそれぞれで原因が異なります。

1型糖尿病は自己免疫疾患などの原因により発症する場合があり、インスリン分泌細胞が破壊されてしまうため、自分で定期的に注射をしなければならないのです。対して2型糖尿病は、生活習慣の乱れ、運動不足や過食などで起こります。症状が悪化すると、インスリンを注射するなどの治療が必要となりますが、日常生活を正しく送れば、こちらは予防可能なタイプです。

自覚症状が少ない分、検査してみなければ分からないことも多いので、不安な方は一度、京都府相良郡にある当院にご相談頂ければと思います。

投稿者: 医療法人翠樹会 岸田内科医院